
この世の果ての中学校 14章 過去からの訪問者
ペトロとマリエは、議事堂を抜け出してとなりの電子図書館に潜り込んだ。二人は機密映像"過去からの訪問者"を発見した。 「ただいまから、カレル少年とハルちゃん出演のドキュメンタリー『過去からの訪問者』を中継いたします」 マリエのナレーションが四人のスマホに流れて、ベッドに寝っ転がっていた咲良と裕大、エーヴァと匠の四人が飛び起きた。
地球は大丈夫? 宇宙 ライフ オリンピックエピソード あの世のこと・この世のことのSF小説
ペトロとマリエは、議事堂を抜け出してとなりの電子図書館に潜り込んだ。二人は機密映像"過去からの訪問者"を発見した。 「ただいまから、カレル少年とハルちゃん出演のドキュメンタリー『過去からの訪問者』を中継いたします」 マリエのナレーションが四人のスマホに流れて、ベッドに寝っ転がっていた咲良と裕大、エーヴァと匠の四人が飛び起きた。
僕の名前はジャラ。今日は記念すべき日だよ。 2120年のぼくの世界から、100年前のおじいちゃんに量子もつれの返事を送る日だ。 最初に考えたのが「未来からのブログ9号"未来の情報送るから代わりに僕の残業を手伝ってね!"」だよ。 このメッセージ不評だったんだ。それで、皇帝クラウドマスターとのミーテイングで人類の絶滅をかけた論争になったんだよ。
これからシザーマンは「チョキ」で、サンタ・タカシは「タカさん」と呼ぶことにしたよ。 二人は「チョキ」と「タカさん」で、パートナーの登録を済ませたからなんだ。 いまはみんなお互いに名前で呼ぶんだよ。「そんなことあたりまえだろ!」だって? それが違うんだ。いまは苗字がないんだよ。 ぼくは"ジャラ"でボブは"ボブ"なんだよ。 世界の人口めちゃ減ったし、子どもはみんなで育てるから苗字は邪魔なんだ。
ペトロとマリエのちびっ子スパイは、ママたちのあとをつけて秘密のPTAの会場に向かった。 行き着いた地下の突き当たりに大きくて重そうなドアがあった。 そこには「国会議事堂」という看板が掛かっていた。 右手の小さなドアには「国会電子図書館」と書いてあった。 「ヤベーよ! ここ! 本物かよ」 二人は扉の前で立ちすくんだ。
「営業やるならゴルフを覚えておいた方がいいかも・・・」会社の先輩や仲間からからささやかれて、あなたはゴルフを始めるかどうか悩んでいませんか?"ゴルフは道具もプレー費も高いみたいだし、ルールやエチケットも結構うるさそう。しばらく様子みるか?"実は、会社ゴルフは10万円あればスタートが可能です。 ここでは、将来のビジネスエリートを目指す方に向けて「財布に優しい道具の選び方と練習の方法」を紹介します。
君に100年後の世界から僕の日常報告するね。 量子もつれ使った遠隔会話は、クラウドマスターが暗号キーの解明を慎重に進めてくれてる。 もうすぐ君と時空を超えた楽しい仕事ができると思うよ。 いまから息子のボブと娘のクレアのいるドリームワールドへ向かうところだ。 “ドリームワールド”って遊園地とかテーマパークじゃないよ。むかし“幼稚園”とか“小学校”っていってたところだよ。
地球に残された六人の中学生。 じつは、 彼らのパパやママは“この世の人”ではなかったのです。 土曜日の夜、中学校の地下の会議場で、生徒達に内緒で、パパやママや先生達の秘密のPTAが予定されていました。 ペトロとマリエは、スパイとして会議場に潜入することにしました。 そこで二人がみたものは・・。
「パパ大変! 宇宙は膨張を早めてるんだって! 僕らの宇宙をどんどん膨れさせてる犯人は一体何者なの? 」 小学生の匠が、パパに突然質問をしました。匠は最近宇宙の出来事に夢中です。 ブラックホールの映像が発表されてから、匠から宇宙の質問が飛んできて、パパも大変です。 今日は“宇宙の膨張”です。
僕の名前はタンジャンジャラ。 「ジャラ」って短く呼んでくれていいよ。 この記事読んでる君、きっとすこし変わってるんだろうね。 おじいちゃんのクレージーSF読んで、ジャラともつれてくれてるんだものね。 それじゃ、いつものように100年後の未来からブログ送るよ。
緑の第二惑星に一人生き残った少年エドは、調査隊と共に第三惑星に到着した。 はぐれ親父の予言通り、第三惑星の裏側には緑の森が続いていた。 喜んだエドは宇宙艇ハル号から飛び降り、深い森に向かって全速力で走った。 しばらくして森の頂きから、バン!という小さな破裂音が聞こえた。