極小! 思わず触ってみたくなるヤバ可愛い生き物ベスト8選

今日は、とっしんです。今回は、思わず触ってみたくなるヤバくて可愛い小さな生き物を8選して紹介します。

食べたくなるほど可愛い生き物や、触りたくなるけどヤバイ生き物。地球史上最強の微小生物やメキシコの歩く魚? 進化論からはみ出した化石動物などなど・・・。

写真や画像を見て、笑って、想像して、楽しんでみてくださいね。

あれ? サーモン寿司?

アクアマリンふくしま公式サイトより転載

思わず手でつまんで、口に放り込みたくなるようなサーモン握り?

実はこれ、「アクアマリンふくしま」で元気に飼育されている未知数の深海生物「ウオノシラミ属」の一種です。「名称まで特定するためには解剖する必要があるので、名前までは追求しません」と飼育の人が。

北海道羅臼の沖、水深800~1200mから刺し網漁によって採集されました。全長は約3cmで深海の魚の体液を吸って生きています。いまアイドル的人気を誇るオオグソムシとは親戚筋だそうです。

学名:Rocinela sp. 

アクアマリンふくしまによれば、ただ一つの個体なので、今のうちに観察に来てくださいとのことですよ。

なにこれ? エロぬいぐるみ?

Taenia solium デザイン画

エロチックなぬいぐるみでしょうか?

実はこれ、人に寄生するとヤバイ有鉤条虫です。症状は軽い腹痛ですが、脳内に寄生すると意味不明の言葉を発したり、意識不明に陥ってけいれんを起こすことも。米国では救急車で運ばれた例も報告されています。

名称は有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)Taenia solium。

通常は人の小腸に寄生するサナダムシの一種です。人との感染は生きている有鉤条虫を持っている豚肉を食べたときに多いそうです。中間宿主はブタやイノシシが主ですが、ヒツジ、シカ、イヌ、ネコ、ネズミ、ウシ、ヒトなども中間宿主となることも。

怖ーいお話ですが、極小とは真っ赤な嘘。実はこれ、人の小腸で成長すると2~7mにまで達するそうです。地理的分布は世界中ですが、生のままや、調理しないで豚肉を食べる貧しいコミュニティで多く報告されています。

なにこれ? 8本足のブンむくれ?

BBC/NATURE より

ふくれっ面したブンむくれ野郎に見えますが、実はこれ、地球史上最強の生物タージグレードです。

タージグレードtardigrade:俗称 waterクマまたはクマムシ。苔の子豚とも呼ばれています。可愛いニックネームの微小生物は全長4mm未満の8本足。爪がありますがご覧のように頭はほとんどありません。

タージグレードは水があるところなら地球上のほぼすべてで棲息できます。最近では、新種が日本の駐車場の苔から発見されています。

沸騰した液体や凍結状態、深海の圧力、宇宙の放射線に耐えることができる史上最強の生き物です。極端な環境下では水を身体から排出して代謝を遅らせ、乾燥した保存状態に入ります。数十年たってからでも目を覚まして復元可能といわれています。

人類絶滅のあとも生き残る地球の優等生かもしれませんね。

チョボ可愛い子犬? えっ!メキシコの歩く魚だって?

Reader’s Digest
「世界で最もかわいい野生動物の42枚の写真」より

リボンを付けた可愛い子犬? メキシコの歩く魚だそうです。

実はこれ歩く魚と言っても、魚類ではなくて両生類のサンショウウオ。アホロートルと呼ばれています。アホロートルとはアステカ文明の言葉で「水」と「犬」を組み合わせた言葉。”水の中の可愛いわんこ”とぴったりの名前ですね。

アホロートル:メキシコサンショウウオ (Ambystoma mexicanum)

オタマジャクシから成長する際に変態に必要なチロキシンを生成することができないので、幼少期のまま大きくなってこんな可愛いプロポーションに。視覚情報からサイズと厚みを変えて、周囲の色にカモフラージュすることもできるそうです。

全長10cmから25cm。15年は生きる個体も。まれには、変態して成体になって陸上生活に移行する個体もあるとか。日本の大台ヶ原山のオオサンショウウオはみんな変態して、雨が降ると大ミミズを食べにのこのこと山道にまで出て来ますよ。

ギャはっ! これ面白すぎ! 漫画じゃない?

Wikipediaより

1989年早川書房刊 スティーブンジェイグールド著「ワンダフル・ライフ バージェス頁岩と生物進化の物語」より

この画像は漫画ではありません。1909年カナダのロッキー山中のバージェス頁岩から発見された5億年前の奇怪な化石の復元図です。1972年のオックスフォード大学で開かれた古生物学会で発表されたときは、爆笑の渦に包まれたそうです。

オパビニア:Opabinia

カンブリア紀の節足動物の祖先? 付けられた名称は「オパビニア」。体長わずか5㎝で、前頭部には飛び出した5つの目玉。前に伸びるおかしなノズルの先は爪のようになっています。発表者によればオスがメスを捕まえるときに使った器官ではないかと?

後日、ノズルは食物を捕らえるハサミで、ノズルで口に運んで食べていたのではないかと修正されています。また、切断や精査の結果、オパベニアは節足動物ではなく、どこにも属さない動物かもしれないと報告されました。

面白すぎる無脊椎動物オパビニアは「進化の方程式からはみ出した」不思議な動物の化石なのです。バージェス頁岩からは、これ以外にもはみ出し物の生き物の化石が多数発見されています。

「遺伝子が爆発をおこして、はみ出し物が山ほど出た!」といわれて、それまでの進化論が見直されるきっかけにもなったとか。

「深海で微笑む、ひげ爺ちゃん?」「いいえ、子ぶたイカといいます」

http://ianimal.ru/topics/kalmar-porosenok

「深海で笑っているのはひげ爺ちゃん?」

実は、子ぶたイカ(Piglet Squid〉というイカ属の仲間です。漢字で書くと「猪口烏賊」となります。ぽっこりと膨らんだお腹には内蔵の他に、アンモニアが入った袋があります。

アンモニアは水より軽いので、この袋で浮力を調整して浮かんでいるのです。

学名:Helicocranchia pfefferi

「泣いてるの?」「いいえ光っているのです」

光る子ぶたイカ

光る子ぶたイカ

深海で光っているのは、同じ子ぶたイカの仲間です。子ぶたイカは子供のころは海面近くで暮らし、成長すると200m~1,400mほどの深海で過ごします。

この深さはトワイライトゾーンと呼ばれて、太陽の光が届かない深海です。光るのは小魚や小エビを呼び寄せて、足でつかまえて食べてしまうためです。

泣いてるのではなくて、呼び寄せているのでした。

学名:Helicocranchia pfefferi

あっ! 食べちゃダメ!

食べちゃダメ!

食べちゃいたいほどかわいいお顔! マルっこいボデーちゃん! 

ちょっと待って! 食べちゃダメです。

実はこの子、鍋でお馴染みのあの・・・フグ。地球で2番目に強い毒を持つお魚。テトロドキシンという物質を含んでいて、青酸カリの1,200倍の毒性があるのです。1匹のフグに含まれる毒素は人間30人を殺す量があり、解毒剤もありません。料理は専門の調理師にお任せしましょう。

オレ様を怒らせるんじゃ~ねーぞ!

「俺様、怒らせるんじゃ~ねーぞ」

(おわりに)

今回は、最近気になるヤバ可愛い生き物を7つ取り上げてみました。すでにご存じの個体もあったのではないでしょうか?

小さな生き物シリーズは新しい”ヤバ可愛い”個体を見つけたときに、追加していく予定です。面白い生き物を見つけたら、どうぞ教えてくださいね。

The following two tabs change content below.
下條 俊隆

下條 俊隆

ペンネーム:筒井俊隆  作品:「消去」(SFマガジン)「相撲喪失」(宝石)他  大阪府出身・兵庫県芦屋市在住  大阪大学工学部入学・法学部卒業  職歴:(株)電通 上席常務執行役員・コンテンツ事業本部長  大阪国際会議場参与 学校法人顧問  プロフィール:学生時代に、筒井俊隆姓でSF小説を書いて小遣いを稼いでいました。 そのあと広告代理店・電通に勤めました。芦屋で阪神大震災に遭い、復興イベント「第一回神戸ルミナリエ」をみんなで立ち上げました。一人のおばあちゃんの「生きててよかった」の一声で、みんなと一緒に抱き合いました。 仕事はワールドサッカーからオリンピック、万博などのコンテンツビジネス。「千と千尋」など映画投資からITベンチャー投資。さいごに人事。まるでカオスな40年間でした。   人生の〆で、終活ブログをスタートしました。雑学とクレージーSF。チェックインしてみてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする